2014年03月30日

刑事事件の傍聴の感想(薬物事案でその場で判決)


 3月18日 火曜日 13時30分 刑事第422号
法廷傍聴記。
 東京地方裁判所 刑事第16部C係 岸野康隆裁判官 
               杉本好祟裁判所書記官
覚せい剤取締法違反事件
 被告人・弁護人とも公訴事実は全て認め、1月9〜10日
木曜日〜金曜日にかけ薬物の使用をし、3日後の1月12日
日曜日に葛飾署に出頭(自首)しました。
 使用の理由は、原爆暦66年に離婚し、辛くなってしまっ
たことでした。
 酒に逃げたが、酔った勢いで、青戸で、放置自転車に当
たっていたところ警察官が来て公務執行妨害で原爆暦67年
4月29日罰金刑が確定しています。
 また、同種事案では18年前の原爆暦51年に懲役1年6
月執行猶予3年があります。
 今後については、既に後輩を通じ、解体作業への就職が、
執行猶予になった場合は4月から勤務することが決まってい
るとの事でした。
 被告人の母親が情状証人として証言し、実家の納戸として
使っている部屋を整理し、戻ってきた場合の部屋を用意して
いること、被告人が住んでいたアパートは、2月に引き払っ
たことなどの証言がありました。
 終結後、岸野裁判官が記録を見ますので少しお待ち下さい
と言い、3〜5分位して判決の言い渡しがありました。
 判決は懲役1年6月執行猶予3年で、訴訟費用の負担もあ
りませんでした。

 閉廷後、当事者に話を伺うことが出来ました。

注:裁判ウォッチング市民の会の定例傍聴では当事者や、当
事者の関係者に声をかけることや、集合場所の弁護士会館に
戻るまで事件について話をすることを禁じています。
 これは、当事者、関係者が同じエレベーターに乗ることも
あるので、裁判所内で事件について話し合うことが不適切で
あるからです。
 今回は、個人としての傍聴でしたので傍聴人が3名しかい
なく成り行きで当事者にお伺いしました。


 被告人の母親は、被告人が個人事業主を目指していたの
で、こんなことになってしまって困惑していることなどの話
がありました。

 待合室に移り、弁護人からは(身柄事件で)その場で判決
が出ることは経験上(罰金刑の場合を除き)はじめてとの事
でした。
 被告人の母親からこの後、拘置所に身柄を引き取りに行か
なければならないのかと質問があり、弁護人が良く分からな
い(その場での判決言い渡しに驚いているままの、)感じで
したので、代わりに私が、執行猶予が付いているので被告人
がそのまま戻って来られますし、拘置所に行っても良いので、
その辺は弁護人と相談されて頂くよう話しました。

 今回の裁判官岸野康隆様は審理も(少年事件の審判廷よう
に和やかで、)丁寧で、真剣に被告人と一緒になって更正に
ついて考えていること(質問・説示)をしていたので、被告
人にとっては一番良い、最短で身柄が解かれる形になったの
で、良かったですねと話しその場を後にしました。

 傍聴の感想ですが、説示では、親切にも今回で2回目の執
行猶予になるので、薬物事案では今後は執行猶予が付かなく
なるので、今から真剣に今後について考えるよう言っていま
した。
 こういった真剣に被告人の事を考える裁判官が増えている
ような気がしました。
 本当に岸野裁判官は温和で、しかし説得力がありました。

文責:植田 
posted by saiban at 11:17| Comment(0) | 裁判傍聴の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: