2012年08月22日

6月定例傍聴(少額訴訟)・7月定例傍聴(刑事事件)の感想

【平成24年6月12日@東京簡易裁判所403号室 少額訴訟 事件:請負代金請求】
本人訴訟で被告は欠席していたが、被告から答弁書が提出されているようで、裁判官が原告に対して、主張や証拠について質問し、1時間ほどで終了した。
 原告は訴訟が初めてで、訴状等書類に不備が多いらしく、ひたすら裁判官に質問攻めにされていた。
まず、原告の主張が不明確らしく、代金支払いの合意があったか、合意がないなら、代金を請求できる根拠と代金の算出方法を説明せよとのことだったが、原告が代金の合意に至った経緯を説明しようとすると、裁判官はすぐさま原告の発言を遮り、合意あったの、なかったの。そこだけわかればいいんだけど。と、強い口調で質問していた。結局、合意があったらしいが、原告は説明したいことはあるが、発言をあきらめたように見えたし、態度も萎縮していたので、原告としては、発言すれば怒られるので、裁判官の言うとおりにしていようと思い、真実ではないことを言ったかもしれないと思った。
次に裁判官は、主張は陳述書ではなく、改めて準備書面に書くことを求めたが、原告はよくわかっていなかった。原告としては、陳述書に言いたいことは細かく書いてあるのに、なぜ改めて別の書類に同じようなことを書かなければならないのか疑問だったようだ。それに対して、裁判官は主張と証拠の関係を説明し始めたが、当然原告は理解できない。再び、原告が質問して、裁判官が怒りながら説明するということが長く続いた。
最終的には、次回までに準備する書類や、そこに記載する内容を確認して終わったが、原告としては、1回で裁判が終わることを期待していたので、少額訴訟は1回で終わるのではないか?と裁判官に質問したところ、裁判官は、原告の訴状や準備書面、主張、証拠等が不明瞭であったから、今日の期日で、裁判官が質問してようやく主張がはっきりしただけで、被告も争ってきているので、次回も期日を設けると説明していたが、1回で終わらしたかったら、ちゃんとした訴状を持ってこい。と言いたいようであった。また、原告は受付で期日が2回以上になる可能性や、1回で終わらせるためにどうすればよいのかは、説明されていなかったようだ。
今回の事件では裁判官の態度が一番印象に残った。おそらく、裁判官の中では事前に当事者から提出された書面から、事件のストーリーができているのであろう。とにかく、自分が聞き出したいことだけを原告から聞き出そうとしているようであった。また、どういった趣旨や理由で、原告に質問しているのかも説明しないし、同じことを言葉を置き換えずに何度も言うことが、丁寧でわかりやすい説明だと思っているようだった。そして、丁寧な説明をしている自分は、市民に開かれた訴訟を展開しています。と自信をもっているように見えた。混乱していた原告は、気の毒だ。
また、裁判所の受付でも1回で裁判が終わるように、原告に指導してもよいのではないかと思った。
 簡易裁判は何回か傍聴しているが、当事者訴訟が多いのに、裁判官は当事者が自分の期待に添わない発言をすると、すぐに声を荒げるのでそこは改めてほしいと思う。
最後に、訴訟は一般市民にとって極めて特殊な手続なので、市民に歩み寄ることを多く求めずに、裁判官や裁判所全体として市民にもっと歩み寄ってほしいと思う。


7月傍聴(刑事事件)アンケート
今回の傍聴であなたの裁判(または裁判所)に対するイメージは変わりましたか?
・距離感が近くてビックリしました。裁判官の感情的な一面が見えてステキでした。検察官と弁護人の若々しさに驚きです。
・イメージは変わりませんでした。

その他、裁判を傍聴して気づいたこと(感想)をお書きください。
・判決が気になります。まじめに働いて毎日気を引き締めて生きて行こうと思います。
・違反の常習犯で聞いていて怒りを感じた。少々の償いでは身体は元に戻らない。
・今日の裁判官は、かなりハキハキしていた。女性の方でしたが、被告人に道交法違反が10回もあることを、私もこんなに多いのは初めてだ、などと検察官よりも厳しく被告人に質問していた。50ccのバイクとは言え自賠責に入っていないのは驚いた。

近年導入された裁判員制度についてどう思いますか。
・裁判員に選ばれたことはありませんが、新聞には様々な意見が出ています。
・実際に見たいです。今の感覚では良いと思っています。


今回の定例傍聴には会員だけでなく会員以外の方も傍聴され、アンケートにお答え頂きました。
傍聴の感想有難う御座いました。
posted by saiban at 10:23| Comment(0) | 裁判傍聴の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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