2011年07月04日

5月20日 東京高裁 50名不当逮捕


 恐怖5月20日東京高裁50名不当逮捕

 5月20日に東京高裁で50名が逮捕されたという記事が、
東京新聞の5月21日朝刊にありました。


当日の様子です。http://www.youtube.com/watch?v=X1lnif7-xLc


 気になったので、そのことについて説明がある会合に参加
しました。

 会場に入る前に「マスク」をつけた異様な雰囲気の集団が
40名ほど居ました。

(その異様な集団はいわゆる「公安」と云われる方たちだそ
うです。その「公安」の中には入場者を許可なく勝手に写真
撮影もしていた人も居ました。この方たちは多分、この写真
を勝手に撮ったりする事からして肖像権などの人権意識が
全くない方々だと思われます。・・・まー、私もあまり意識が
薄い方かもしれませんが・・・。)

 会場に入ると閑散としていて参加者は30名くらいでした。
(参加者より多い「公安」の方々がいるのはそれだけでも一
般常識では異常でしょう。)


 ことの概要は以下の通りです。

 1、千葉の三里塚にある空港に反対する人たちの本部の
   撤去を成田国際空港株式会社(略称:NAA)が求めた
   「民事事件」の訴訟が提起されました。

 2、一審千葉地裁 仲戸川裁判長はNAAの主張を認めた
   が、仮執行宣言 ※1 は付しませんでした。

   ※1仮執行宣言とは三審制の中で確定判決までの間に
     仮に執行が出来るという宣言で、控訴や上告して争
     う場合でも執行が出来てしまうという強権的なもの
     です。

 3、二審東京高裁 第15民事部 井上繁規裁判長は一審
   判決をを支持しNAAの主張を認めました。

 4、そればかりか東京高裁 第15民事部 井上繁規裁判
   長は一審の千葉地裁 仲戸川裁判長が躊躇し、付さな
   かったた仮執行宣言までも付しました。

 5、空港に反対する人たちの本部の撤去に反対する人たち
   (以下本部撤去に反対する人とします。)が、仮執行がさ
   れては大変と執行停止 ※2 の申立をしようと、東京
   高裁16階の 第15民事部の書記官室に行きました。

   ※2執行停止の申立とは仮執行宣言が付された場合に
     その執行をしないで欲しいと申立てて、認められた
     場合は通常、保証金を積み執行を停止することで
     す。

 6、本部撤去に反対する人の訴訟代理人弁護士が執行停止
   申立の法的手続きをしている最中に、井上繁規裁判長
   がなかなか本部撤去に反対する人の訴訟代理人弁護士
   との折衝を拒否し、なかなか執行停止するかの決定を
   出しませんでした。

 7、仕方なく、本部撤去に反対する人たちが決定を待つため
   に廊下や待合室で待っていました。

 8、そうしたところ東京高裁は本部撤去に反対する人たちに
   退去命令を出しました。

 9、それに従わなかったために本部撤去に反対する人たち
   や、申立の法的手続きを手伝っていた法律事務所職員
   を、裁判所の警備員に加え機動隊と警視庁公安一課の
   私服警官100名以上を導入し逮捕しました。

と云ったものでした。


 私が感じたのは先ず「民民の関係」の「民事事件」で、しか
も執行停止の申立と云う至って常識的な対応をしているにも
拘らずなぜ、逮捕者が50名も出るのか不思議でなりません
でした。

 しかし、その全容がこの会合で明らかにされました。
 かいつまんで説明すると、

 1、裁判所の書記官が「待合室で待っていて下さい。」と
   裁判所の指示に従った方まで逮捕されている。

 2、退去命令に従い1階に降りようとしてエレベーターに
   乗っていた人までをわざわざ引きずり出して逮捕した。

 3、89歳の高齢の方までも問答無用で逮捕した。

 4、法的手続きの書類を持って出向いた葉山法律事務所
   の事務員まで逮捕した。

 5、退去命令が出たことを知らない人までも逮捕している。

と、常識ではありえない50名もの大量逮捕が東京の官庁街
の中心の霞が関で白昼堂々行われたのです。


 私も裁判所の指示に従わず退去命令が出たことがありま
すが、ただ法廷外や裁判所の敷地外に出されただけで、特
に逮捕などはされませんでした。

(裁判の初めに「起立。」と言われたときに起立しなく、ただ
座っていただけなのに、園部秀穂裁判長が気に食わなくらし
く退廷命令が出ました。因みにその時は別の傍聴人が「礼
はいいんですか。」と言ったら園部秀穂裁判長は「礼はいい
です。」と言っていました。)

(また、別の件は、裁判所が「(被告の会社の)だれか一人が
来てください。」と言ったので、新しく出来た立川簡裁に一番
家が近い私が行ったところ勝手に弁論が開かれ(この裁判
では、東京簡裁が本来の合理的な管轄と考え被告会社は
本案前の答弁 ※3 で立川簡裁から東京簡裁への移送の
申立 ※4 をしていて、第一回口頭弁論期日は答弁書を
陳述擬制 ※5 する旨をあらかじめ書面で送達していた。

 ※3事件の答弁をすると一般的に管轄が答弁した立川簡裁
   になるので、事件の答弁をする前に東京簡裁への移送
   申立をした。
 ※4管轄違いや遅滞なく訴訟を進行するために当事者の申
   出により別の裁判所に移送することを裁判所が認めれ
   ば出来ます。
 ※5特に第一回口頭弁論日では、被告が答弁書作成の時間
   的制約や、都合により答弁が出来ないことがあるので、
   あらかじめ書面で擬制陳述する旨を申出ている場合があ
   ります。特に第一回口頭弁論期日には被告が出廷する
   必要がなく通常裁判所もこれを認めます。

にも拘わらず時間に法廷に行ったところ山田四十六裁判官が
移送の「(相手方の)原告の意見書が必要がないと書いてある
でしょう。」などと意味不明 ※6 なことや、私が無権 ※7 で
あることを再三指摘しているにも拘らず進行したので、

 ※6移送の意見書を相手方に求めるが、その書面は移送の
   可否の決定後に裁判官の職権で意見書を付けることが
   出来るので、決定前に申立人(被告会社)に送達される
   ことなどあり得ません。
 ※7簡易裁判所では会社であれば代表者本人・弁護士・司
   法書士のほかに裁判所が認めれば会社であれば従業
   員が訴訟代理人を務めることが出来ます。その場合は
   会社であれば代表者の代理人許可申請が必要で、今回
   の場合その申請はなく全くの無権であり、当然当事者が
   双方揃っているとの前提での訴訟の進行など出来るは
   ずはないです。

なんで、誰か一人呼んだか無権の私が来たきたので、説明し
て下さいと再三求めたところ一切説明せず。退廷しないなら
「公務執行妨害で対応すればよい」などととんでもないことを
山田四十六裁判官は言いました。そして、裁判所の職員が
来て強制的に退廷させられました。が、当然逮捕はさせられ
ないどころか、法廷から出されただけで裁判所の建物からは
出されることはありませんでした。

 簡易裁判所をはじめ裁判所の民事事件は、ほとんどが同じ
時間に何件も同時に行われるのでその終了を待ち、書記官
に説明を求めたところ、書記官の方は何度も私に言葉足ら
ず(裁判所としては無権ではなく代表者本人か、代理人が来
てほしかったでとのこと)で、申し訳なかったと心の底から
何度も何度も謝罪していました。)


 と、一般的な裁判所の対応を説明した上で、今回はもっと
恐ろしいことが行われています。


 具体的には50名のうち未だに38名が拘留されていて、
(通常は逮捕がないことは説明しましたが、万が一逮捕され
ても1日程度の勾留で釈放されるのが通常です。)勾留延長
※8 までされています。

 ※8検察は身柄を10日間勾留できるが更に必要があれば
  もう10日間勾留を延長することが出来ます。(こんな簡単
  な事件で延長されるなど通常どう考えてもありえません。)

 
 震災や政局のことで新聞やテレビでは大きく取り上げられ
ませんでしたが、

     霞が関で白昼堂々50名が逮捕されるなど

異常も良いところです。

 逮捕された人たちは、わざと執行停止の決定を引き延ばし
して、裁判所と検察と公安がグルになって見せしめの逮捕を
した、と見る向きもあるようですが、確かにそんな感じもしま
す。


原爆暦67年6月6日  (文責:植田)


追記:勾留期限満了ぎりぎりまで勾留し6月10日に東京
   地方検察庁は逮捕者を起訴猶予処分としました。

    新聞記事等を総合すると、執行停止の申立をする
   ために、東京高等裁判所16階にある第15民事部
   の廊下で待っていたところ、裁判所の職員から退去
   命令が出され、
  
   (ここからが重要です)

       「僅か40分間」とどまっただけで
   50名が現行犯逮捕されました。


    裁判所の普通の手続きの為に待っていた人を逮捕
   するなんて、しかも
        22日間も勾留
   するなんて日本の司法は残念ながら完全にイカレテ
   しまっていると改めてこの記事等を見て思いました。

    残念ながら、仕事があり、勾留理由開示の裁判の
   傍聴はできませんでしたが、話によると裁判官は、
   ろくに勾留理由の説明も出来なかったそうです。
   
    新聞記事によると地検は、
      「犯行の状況など情状面考慮した」
   としているようですが、以前にも記載しましたよう
   に通常は逮捕などされず、ただ裁判所の敷地から出
   されるだけです。

      たった40分間手続きを待っていた
   だけで逮捕されるなどあり得ないことです。

    震災があり、新聞でもあまり取り上げらないこと
   を見越して、いわれなき勾留により、言ってみれば

         22日間社会から孤立させ

   日常生活が出来ないようにすることは、主権者であ
   る国民に対する背信行為ではないのでしょうか。

    震災のドサクサに紛れて、22日間もの生活権・
   基本的人権を不当に奪うことなど異常としか思えま
   せん。

原爆暦67年7月4日     (文責:植田)

posted by saiban at 23:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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